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水橋研二×瀧内公美×大友一生 日本映画の際立つ才能が交ざり合うこれから大人になる人と大人になりきれない人に贈るビタースイート・ストーリー
水橋研二×瀧内公美×大友一生 日本映画の際立つ才能が交ざり合うこれから大人になる人と大人になりきれない人に贈るビタースイート・ストーリー
東京という街でさまよい続ける者たちと、東京の郊外で自分の居場所を定めた者たち。または夜に生きる者たちと、陽の中に生きる者たち。交わらないはずの者たちがある女性の事故から再び顔を合わせる。それぞれの想いが交錯する。初夏の大気の中、東京の下町と郊外で紡がれる物語を潤いある光と影の映像美で描く。 主演は、映画『殺人鬼を飼う女』ほかTV、CM、声優(『秒速5センチメートル』)など幅広く活躍する実力派・水橋研二。その恋人役に『彼女の人生は間違いじゃない』『火口のふたり』など話題作への出演が続く瀧内公美。少年役には『ミスミソウ』ほか注目必至の新たな才能・大友一生。大西信満、中村映里子らが確かな演技で脇を固める。監督・脚本は初長編となる新鋭・今井文寛。日本映画の際立つ才能が交ざり合い、人生をさまよう全ての人に贈るビタースイート・ストーリーが描かれる。
家族って、どこまでが家族ですか?意識をなくした女の 真っ当な夫と、 真っ当じゃない元夫、 そしてその息子…ワケあってガチでぶつかり合い——
家族って、どこまでが家族ですか?意識をなくした女の 真っ当な夫と、 真っ当じゃない元夫、 そしてその息子…ワケあってガチでぶつかり合い——
元ヤクザの剛太。今は恋人のバーで働いている。そんなある日、剛太のところに元妻の息子、光貴が現れる。「母が交通事故にあって意識が戻らないんです。よかったら声をかけてみてもらえませんか」10数年ぶりの再会。剛太は声をかけてみるが意識は戻らない。過去への思いにとらわれる剛太。まだ心の傷は癒やされていなかった。剛太のことをこころよく思っていない光貴の父は、二度と会うなと息子に言い聞かせる。しかし光貴は剛太に魅力を感じ始めていた。翌日、光貴と父は些細なことから親子ゲンカ、そのことが引き金となり光貴は自分の出生の秘密を知ってしまう。動揺する光貴はふとしたきっかけから友人を殴り、暴力の魅力に取り憑かれてしまう――。

  • 1975年生まれ。東京都出身。映画『331/3r.p.m』(96/木澤雅博監督)でデビュー。『月光の囁き』(99/塩田明彦監督)で注目を集めた後、『ロックンロールミシン』(02/行定勲監督)、『青い車』(04/奥原浩志監督)、『くりいむレモン』(04/山下淳弘監督)、『美代子阿佐ヶ谷気分』(09/福田真作監督)、『はらはらなのか』(17/酒井麻衣監督)ほか多数の映画、ドラマ、舞台に出演。またアニメ『秒速5センチメートル』(07/新海誠監督)で声優を務めるなど幅広く活躍。2019年は『殺人鬼を飼う女』(中田秀夫監督)、『劇場版 おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』(瑠東東一朗監督)が公開。
  • 1989年生まれ。富山県出身。映画『グレイトフルデッド』(14/内田英治監督)で初主演。『ソレダケ』(15/石井岳龍監督)、『日本で一番悪い奴ら』(15/白石和彌監督)と気鋭の監督作への出演が続き、『彼女の人生は間違いじゃない』(17/廣木隆一監督)で日本映画プロフェッショナル大賞新人女優賞、全国映連賞女優賞受賞など注目を集める。そのほか、ドラマ「凪のお暇」、「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」(19)などに出演。近作映画『火口のふたり』(19/荒井晴彦監督)で第93回キネマ旬報主演女優賞、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞するなど、多くの高い評価を得る。
  • 2002年生まれ。東京都出身。小学生の時に合唱団の一員としての活動をきっかけに表現の道を志し、映画『ミスミソウ』(07/内藤瑛亮監督)をはじめ、数々の映画やドラマ、MV、主演舞台などの経験を積む。
  • 映画『赤目四十八瀧心中未遂』(03/荒戸源次郎監督)で映画デビュー。同作で第58回毎日映画コンクールスポニチグランプリほか新人賞受賞。『キャタピラー』(10/若松孝二監督)、『さよなら渓谷』(13/大森立嗣監督)などの主演作が国内外で高い評価を得る。近作に、『菊とギロチン』(18/瀬々敬久監督)、『柴公園』(19/綾部真弥監督)、『転がるビー玉』(20/宇賀那健一監督)など。『ファンファーレが鳴り響く』(20/森田和樹監督)の公開を控える。
  • 雑誌モデルを経験した後、2006年から俳優として活動。『カケラ』(10/安藤モモ子監督) 、『愛の渦』(14/三浦大輔監督) 、『愛の小さな歴史』(15/中川龍太郎監督)、『結婚』(17/西谷真一監督)、『予兆 散歩する侵略者 劇場版』(17/黒沢清監督)、『君が君で君だ』(18/松居大悟監督)など話題作への出演を続ける。その他、舞台、TV、CM、PVなど幅広く活躍。
  • 2003年生まれ。東京都出身。ダンスボーカルユニット『ZeBRA☆STAR』のメンバーとして活動中。3rdシングル「Youthful Wind」がリリースされ、精力的に活動の幅を広げている中、本格的な映画出演は今作が初となる。
  • 2003年生まれ。東京都出身。舞台やドラマをはじめ、MVなどにも出演。昨年、大塚製薬「ポカリスエット」CMに大抜擢されダンス映像が話題となる。ダンスボーカルユニット『ZeBRA☆STAR』のメンバーとしても活動中。
1975年生まれ。東京都出身。映画『331/3r.p.m』(96/木澤雅博監督)でデビュー。『月光の囁き』(99/塩田明彦監督)で注目を集めた後、『ロックンロールミシン』(02/行定勲監督)、『青い車』(04/奥原浩志監督)、『くりいむレモン』(04/山下淳弘監督)、『美代子阿佐ヶ谷気分』(09/福田真作監督)、『はらはらなのか』(17/酒井麻衣監督)ほか多数の映画、ドラマ、舞台に出演。またアニメ『秒速5センチメートル』(07/新海誠監督)で声優を務めるなど幅広く活躍。2019年は『殺人鬼を飼う女』(中田秀夫監督)、『劇場版 おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』(瑠東東一朗監督)が公開。
1989年生まれ。富山県出身。映画『グレイトフルデッド』(14/内田英治監督)で初主演。『ソレダケ』(15/石井岳龍監督)、『日本で一番悪い奴ら』(15/白石和彌監督)と気鋭の監督作への出演が続き、『彼女の人生は間違いじゃない』(17/廣木隆一監督)で日本映画プロフェッショナル大賞新人女優賞、全国映連賞女優賞受賞など注目を集める。そのほか、ドラマ「凪のお暇」、「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」(19)などに出演。近作映画『火口のふたり』(19/荒井晴彦監督)で第93回キネマ旬報主演女優賞、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞するなど、多くの高い評価を得る。
2002年生まれ。東京都出身。小学生の時に合唱団の一員としての活動をきっかけに表現の道を志し、映画『ミスミソウ』(07/内藤瑛亮監督)をはじめ、数々の映画やドラマ、MV、主演舞台などの経験を積む。
映画『赤目四十八瀧心中未遂』(03/荒戸源次郎監督)で映画デビュー。同作で第58回毎日映画コンクールスポニチグランプリほか新人賞受賞。『キャタピラー』(10/若松孝二監督)、『さよなら渓谷』(13/大森立嗣監督)などの主演作が国内外で高い評価を得る。近作に、『菊とギロチン』(18/瀬々敬久監督)、『柴公園』(19/綾部真弥監督)、『転がるビー玉』(20/宇賀那健一監督)など。『ファンファーレが鳴り響く』(20/森田和樹監督)の公開を控える。
雑誌モデルを経験した後、2006年から俳優として活動。『カケラ』(10/安藤モモ子監督) 、『愛の渦』(14/三浦大輔監督) 、『愛の小さな歴史』(15/中川龍太郎監督)、『結婚』(17/西谷真一監督)、『予兆 散歩する侵略者 劇場版』(17/黒沢清監督)、『君が君で君だ』(18/松居大悟監督)など話題作への出演を続ける。その他、舞台、TV、CM、PVなど幅広く活躍。
2003年生まれ。東京都出身。ダンスボーカルユニット『ZeBRA☆STAR』のメンバーとして活動中。3rdシングル「Youthful Wind」がリリースされ、精力的に活動の幅を広げている中、本格的な映画出演は今作が初となる。
2003年生まれ。東京都出身。舞台やドラマをはじめ、MVなどにも出演。昨年、大塚製薬「ポカリスエット」CMに大抜擢されダンス映像が話題となる。ダンスボーカルユニット『ZeBRA☆STAR』のメンバーとしても活動中。
現在の日本、ネットやSNSは大きく普及しましたが、やはり人間が本当に欲しているのは身体と心を伴ったコミュニケーションではないでしょうか。 そして、家族というもの。それは身近であると共に、不思議なものではないでしょうか。人はどこまでを家族と感じるのか? どこまでを家族と捉えることができるのか? それは人間の持つ可能性を意味するでしょう。 この映画を撮ると決めて動き出した時は私一人でした。しかしこの映画を完成させた時には多くの映画を愛する仲間たちが集まってくれていました。この映画はそんな仲間たちと話し合い、みんなで作り上げた作品です。この映画が作れたことを誇りに思います。
大学卒業後、CM撮影スタジオに入社。スタジオマンとして働く。スタジオ退社後、フリーランスの照明部として活動。その傍ら、緒形拳主演『ミラーを拭く男』(03/梶田征則)などの映画に助監督として参加。
2008年、日本映画学校22期俳優科・卒業ドラマ作品『解放区』冨樫森監督作に照明技師として参加。
2010年に脚本監督した短編映画『ナポリタン、海』がショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011、ジャパン部門に入選。
2014年公開の堀口正樹脚本監督作『ショートホープ』に照明技師として参加。
自己資金でこの作品の製作に乗り出し、共感する多くの方の協力を得て完成させる。
映画、CM、テレビドラマのロケーション・コーディネイト会社を10年以上経営。その手腕と豊富な人脈を武器に新たな日本の映画の未来を築くべく、日々邁進中。
関西外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。(株)神戸製鋼所、メキシコ日産自動車会社通訳、JICAコーディネーターなどを経て、99年に「Action Inc.」を設立。英語、スペイン語の通訳、翻訳業務のほか、ラテンアメリカ諸国の独立映画の買付と国内配給、日本との合作映画の企画などを行う。
三池崇史監督作『天国から来た男たち』(01)では通訳兼アソシエイト・プロデューサー、『エルネスト もう一人のゲバラ』(16)では、キューバロケにおいて阪本順治監督の通訳、台本翻訳を担った。
麻生久美子、黒川芽以、深水元基、河井青葉、木下あかり、前野朋哉などの映画俳優が多数所属する芸能プロダクション、ブレス 代表取締役。
2001年、行定勲監督の映画『贅沢な骨』に企画協力以降、新人監督の育成を開始。
多数の映画に、製作・企画・キャスティング・映画マッチング協力・配給企画・ロケーション協力などを幅広く手がけている。2014年プロデュース作の映画『百円の恋』が大ヒットし2015年の映画賞を多数受賞。2015年、映画『お盆の弟』でもヨコハマ映画祭で4冠。
日本映画なんて何処で撮っても狭苦しくて見飽きた風景ばかりと思っていたのだけれど、この作品は違う。それも東京郊外の景色がこれほど印象的に映るとは見事である。ボカさずに(誤魔化さずに)奥行きをしっかりと感じ取ろうとする姿勢は、この作品が求める心の奥深さに寄り添っているのだろう。
片隅で俯く登場人物を観ながら、我々は血縁、家族、寛容、そして貴美が聴いていた曲について考えるのである(笑)
田中要次
俳優
生めかしいカーテンの揺れにつれて甦るくるぶしの痛みの記憶が、四つ辻でのあっと驚くワンシーン・ワンショットや、地下のバーと病院の病室との心に浸みる溶明溶暗、病院の屋上での胸が疼くほど見事なロングショットなどを通して語られるこの作品は、ほとんど傑作と呼ぶにふさわしい聡明きわまりない映画である。
蓮實重彦
映画評論家
映画を見て、監督がこの物語を描くに至った動機を知りたいと思ったのは、もしかすると初めてかもしれない。本当の父を知らない子と、本当の父だと思われる男との交流。そして、本当の父ではなかった父との交流。時折、はっとするカットを伴って、映画が、物語が、胸中に襲いかかる。この感覚こそが、映画に夢中にさせられる原動力だと、久々に気づかされた。
佐藤信介
映画監督
今どきお金掻き集めて映画撮ろうだなんて、アタマおかしいよね。今井さん念願の初監督作には、今日映画であるためには何をしなければならないか、という問いが刻み込まれていた。ひたすら映画が好きで、ひたすら映画であろうとしている感じが初々しいよ!
冨樫 森
映画監督
映画は光で撮るものだ。今井監督が照明部で活躍している経歴を引き合いに出すのは安易だが、改めてそう確信した。『カゾクデッサン』の物語に降り注ぎ、暴れて散らばり、目を奪う輝きを放つ光。家族とは何か。眠り続ける母親を前に、暗がりで苦い自問を噛み締める人々を導き、救うのも、また画面に静かに差し込む眩い光なのだ。
山崎圭司
映画ライター
アイデンティティを形成していくことは辛くてシンドいし、アイシテルはなかなかうまく伝わらず、もどかしい。生きていくのって、実はけっこう大変だ。それでも、人は案外自分が思っている以上に深く愛されていたり、大切に守られていたりするものだ。そんな苦みのあるストーリーにも、映像にもオクユキを感じる作品です。
奥村知花
本しゃべりすと、書籍PR
実力派俳優に囲まれながら、大友一生演じる息子の光貴がすばらしい。怒りの感情さえもうまく言葉にできない彼が、暴力という方法でぶちまけたあとの世の中を睨みつけるような、全てをあきらめたかのような絶妙な表情。思春期の素直さや傲慢さ、大人と子供の間の複雑な感情を見事に表現していた。
家族というものは形も様々でどこからどこまでが家族なのかはよくわからない。それでも、この映画の静かで美しいカットの中に家族の断片をみつけることができる。
中嶋弘恵
K's cinemaスタッフ